サッカー日本代表(FIFAランキング31位)は12日、15日に行われるW杯カタール大会アジア2次予選第3戦のタジキスタン戦(同115位)へむけ、同国の首都ドゥシャンベにある試合会場のリパブリカン・セントラル・スタジアムで調整した。

現地時間11日深夜に現地入りし、この日が同国での初練習。10日にホームでのモンゴル戦を終えたばかりで、DF吉田麻也(31)と長友佑都(33)はホテル室内でのコンディション調整に努め、グラウンドには2人を除く選手21人が姿をみせた。

約1年ぶりの代表復帰を果たした浅野拓磨(24)は出番のなかったモンゴル戦を振り返り「今は代表の中でも下にいる選手だと思います」と危機感を口にしながら「そこからはい上がっていくために、この代表で、この経験でいろんなものを得て、それを結果に残して次につなげたい」と意気込んだ。

モンゴル戦で出場時間の多かったMF柴崎岳(27)やMF遠藤航(26)ら7人がランニングなど軽めの調整で約30分で練習を切り上げた一方、MF久保建英(18)や堂安律(21)らモンゴル戦で出番のなかった選手らはパス回しやシュート練習などで約1時間汗を流した。

モンゴル戦では出番がなく、タジキスタン戦での出場が期待されるMF板倉滉(22)は「試合に出てない選手は出たときに自分の力を発揮しないといけない、チームのためにやらないといけないという思いは全員が持っていると思う」と語り「代表に生き残っていくためにも、チャンスをもらったときにしっかりプレーできるかがすごく重要になる」と力を込めた。

ドゥシャンベの街については「ミャンマーの時よりも過ごしやすいです」と笑顔をみせ「ホテルの部屋もいいし、快適です。ご飯もそこまで気にせずとれています」と話した。