サッカー女子日本代表のなでしこジャパン(世界ランク10位)は南アフリカ女子代表(同49位)に2-0で勝利した。

まずは前半20分、左CKの混戦から最後は主将のDF熊谷紗希が頭で押し込み、出場110試合目でうれしい代表初ゴールを決めた。

続く同41分にはMF長谷川唯とFW岩渕真奈のパス交換から、ゴール前で岩渕のパスを受けたFW菅沢優衣香が反転して右足をひと振り。これがゴール右上に決まり、リードを2点に広げた。

このまま折り返すと、高倉監督は後半開始からMF中島依美に代えてMF籾木結花、MF宮川麻都に代えて、地元北九州市出身のMF杉田妃和を投入した。

相手に決定機を作られる場面もあったが、しっかり守りきった。

熊谷は「本当に何よりうれしい。ゼロで抑えて勝てて良かった。(五輪へ)ボールの保持を多くし、ミスを少なくすることが生命線。質を上げ、もっと戦えるチームにしていきたい」と笑顔を浮かべた。