国際親善試合キリンチャレンジ杯ベネズエラ戦から一夜明けた20日、日本代表の一部選手は関西空港からそれぞれの所属先へと戻った。ホームで1-4の歴史的惨敗を喫した日本だが、FW浅野拓磨(25=パルチザン)は試合後、森保一監督(51)から選手の心に響く言葉をもらったことを明かした。

「監督は『負けたけど、このメンバーを選んだことに悔いはない』と言ってくれた。また代表に戻るために、頑張らないといけないと思った」

A代表初選出4人ら代表予備軍の意味合いが含まれていた今回のメンバー選出。いきなり前半だけで4失点するなど、選手個々のプライドは傷ついた。時には厳しい言葉も投げかける指揮官だが、今回は逆に選手の立場を思いやるメッセージを送った。

広島時代にも師弟関係を築いていた浅野は「(試合後の)監督の表情に関係なく、悔しさは僕らが一番感じた」と率直に話した。

試合後に「(負けた)全責任は僕にある」と話していたMF柴崎岳(27=デポルティボ)は、具体的な立て直し策について「まだです、まだです」と言い残して日本を飛び立った。MF原口元気(28=ハノーバー)とGK権田修一(30=ポルティモネンセ)も欧州へと戻った。