4日に発表された2世代の日本代表で、サンフレッチェ広島から計5人が大量選出された。GK大迫敬介(20)DF佐々木翔(30)MF森島司(22)は、東アジアE-1選手権に出場するA代表に入り、森島はこれまで五輪世代でプレーしたが、今回初めてA代表に抜てきされた。

この日の練習が行われた広島・吉田町で吉報を聞いた森島は「うれしい。広島で試合に出させてもらって、いいサッカーをしているからだと思う。相手の裏を取ったり、点を取りたい」とし「(オフに予定していた)旅行はキャンセルします」と充実した表情を見せた。

A代表常連の佐々木は「代表で戦えるのは光栄。意思疎通を図って結果を残した」と話した。既にA代表経験もある五輪世代の不動の守護神大迫は「韓国とかは特に球際の強さがある。自分がそこに立つことでいい経験になればいい」と、アジアの強豪との対戦を心待ちにした。

MF松本泰志(21)とMF東(ひがし)俊希(19)はU-22日本代表としてジャマイカ戦に臨む。松本は「特に守備の面でハードワークできれば。東京五輪に出られるように頑張る」と言い、東は「(心の)準備はしていた。練習からどれだけアピールできるか、自分のよさを出したい」と気合を込めた。

広島城福浩監督(58)は「このチームの若い世代は可能性を秘めていると思っていた。光栄です。うれしいです」と、教え子の大量選出に喜びを隠せなかった。