女子日本代表「なでしこジャパン」(世界ランク10位)は、米国(同1位)に1-3で敗れ、3連敗で大会を終えた。

またもミスが重なった。前半7分にFW田中美南がボールロストからファウルを犯してゴール前でFKを与えると、これを相手FWラピノーに直接たたき込まれて先制を許した。流れを取り戻したい日本だったが、続く27分にはGK山下杏也加がパスをラピノーに渡してしまい、最後はFWプレスに鮮やかなループシュートを決められて早々に2失点を喫した。

なんとか挽回したい日本は後半開始から田中に代えてベンチスタートだったFW岩渕真奈を投入。徐々に流れを引き寄せると、後半13分に1点を返すことに成功する。ゴール前でのつなぎから左サイドのMF中島依美へボールを渡すと、マイナスのクロスを受けた岩渕が右足でゴール右に決めた。

一気に追いつきたい日本だったが、米国も26分に37歳のベテランFWロイドを投入するなどして流れを渡さない。すると同38分に左CKからMFホランに頭でネットを揺らされ、決定的な3失点目を喫した。試合はこのまま終了。日本はスペイン、イングランド、米国に3連敗を喫し、最下位で大会を終えた。勝利した米国は3連勝で大会優勝を果たした。