オランダ遠征を行っているサッカー日本代表のDF冨安健洋(21=ボローニャ)が8日、練習前にオンラインで取材対応した。

代表ではこれまでセンターバック(CB)として起用されてきたが、昨季は所属するボローニャで主にサイドバック(SB)としてリーグ戦29試合に出場。SBで得た経験については「(SBでは)2対1とか自分が不利な状況で守備をすることが多かった。CBに入った時はSBにそういう思いをさせないようにカバーできればいいなと思います」と話した。

クラブではCB経験も豊富な元ユーゴスラビア(現セルビア・モンテネグロ)代表のミハイロビッチ監督の下で指導を受ける。冨安は「ボックス内での守備は課題に感じていますし、ミハイロビッチ監督からも指示を受けている」といい「マークの付き方や、腕の使い方とかはアドバイスをもらっています」と明かした。

今夏には同じイタリアのACミランなど、他クラブへの移籍について報じられることもあった。これについては「世界的にも有名なクラブから興味を持たれていることはうれしく思っています」としつつ「今はしっかりボローニャのためにプレーしたい。どういう風にステップアップしていきたいという理想はありますけど、理想でしかないので。自分は目の前の相手に負けないとか、その場その場で全力尽くしてここまでこれたと思っている。今やっていることを継続して全力でできればと思います」と力を込めた。

日本代表は5日から今年初めての活動となるオランダ遠征に臨んでおり、9日にオランダ・ユトレヒトでカメルーン代表、13日にコートジボワール代表と国際親善試合を行う。