日本代表の新10番、MF南野拓実(25)が、プレミア王者リバプールでの経験を、次こそ日本に還元し、結果で示す。

11日、オンライン取材に応じた日本代表の新たな顔は、1月の移籍後FWマネ、フィルミノ、サラーの強力3トップに定位置争いを挑んできた。名将クロップ監督のもとで、世界最強の呼び声高い3トップと日々練習を共にする中、世界と戦うためのヒントを得た。

南野 マネやサラーは僕とあまり身長が変わらない中、相手が190センチでも、ボールキープできるうまさがある。複数の選択肢からファーストタッチを考え、相手DFが飛び込みづらい位置にボールを置く。フィルミノは、相手DFの間で顔を出す動き方とか、どこのスペースを見ながら(中盤まで)落ちてくるとか、ちょっと顔を振ったりする。ファーストタッチの前にどこを見るのかで、相手も読みにくくなる。そういううまさが彼らにはあるので、意識している。

9日のカメルーン戦は不発。出場した国際Aマッチ連続試合得点も5で止まり、木村和司氏の持つ記録に並ぶことはできなかった。後半途中からはMF久保と2列目で並んでプレーしたが不発に終わった。9カ月の成長を、コートジボワール相手に見せつける必要がある。