日本協会は10日、22年W杯カタール大会のアジア2次予選、アウェーで開催予定だったモンゴル戦(3月30日)を、千葉で開催すると発表した。無観客試合で行われ、会場はフクダ電子アリーナに決定した。

モンゴルは新型コロナウイルスの感染対策で、海外からの入国を遮断している。この状況を鑑み、日本協会とモンゴル連盟が議論。アジア・サッカー連盟(AFC)の決まりでは、ホームでの開催が不可能な場合はまず中立地、次にアウェーと会場決定の順序がある。オンライン取材に応じた反町技術委員長は「最終的に、日本でやらせてほしいという意向を受けた」と明かした。両国で合意し、AFCが承認した。

ただ、海外組の招集がどこまで可能かも不透明だ。国際サッカー連盟(FIFA)が決めた特例でクラブの派遣義務も緩和されており、各国地域によって事情が異なる。反町委員長は「欧州にある(JFAの)拠点と連携し、すべて調べないといけない」と対応を急ぐ。開催発表はされたが、3月のもう1試合、こちらは未発表の25日、ミャンマー戦(日産ス)も含め、コロナ禍で不透明な状況もあり、AFCが6月に延期する可能性もある。軍事クーデターなど混乱が続き、ミャンマー連盟とは音信不通状態。試合の見通しについて、反町技術委員長は「なんとも言えない」と話すにとどめた。