東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表に追加招集されたFW林大地(23=サガン鳥栖)が22日、オンライン取材に応じた。

ガンバ大阪ジュニアユース出身で、履正社、大阪体育大を経て、昨季鳥栖に加入した。

サポーターからは、貪欲にゴールへ向かうスタイルから「ビースト(野獣)」と親しまれる。「ゴールに向かう推進力、ゴリゴリと難しい体勢でもゴールを目指す力強いプレーを、どんどん見せたい」と意気込みを語った。

プロ1年目の昨季は31試合9得点と数字を残したが、年代別代表に招集されるのは今回が初めて。G大阪ジュニアユース時代はあまり試合に出られず、代表で活躍する同僚たちを、ただただ「すごい」と見るばかりだったという。

大学時代にはパナスタへ行き、かつて一緒にプレーした同僚たちの試合を観戦した。湘南ベルマーレとの試合で、ジュニアユース時代に1年後輩だったFW食野亮太郎(22=リオアベ)がゴールを決めた。

「亮太郎がガンバで苦しみながらやっているのは、メディア越しに見ていた。スタンドからゴールを決めた姿を見て、もっともっとやらなきゃと、勝手に刺激をもらっていた。同じチームで戦えるのは楽しみ」と、かつて「すごい」と思っていた仲間との再会を待ちわびた。

同じくG大阪ジュニアユースで1学年後輩だったMF堂安律(22=ビーレフェルト)に代わって招集された。「負傷したと知らず、久しぶりに会えるのかなと楽しみにしていた。(代表で)いつか会えるように自分も頑張りたい」。より高いレベルで再会するため、“ビースト”らしく突き進んでいく。

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