初の日本代表入りを果たしたヴィッセル神戸GK前川黛也(26、だいや)が28日、オンライン取材に対応した。

父は元日本代表GKでサンフレッチェ広島などで活躍した和也氏。父子2代で、日の丸を背負うことになった。「父の力強さ、日本人離れした力、そういうところは父の個性だと思っている。キャップ数もこなしているし、結果としてはそういうところを超えたい。前川和也の息子ではなく、前川黛也として、認められていきたい」と言葉に力を込めた。

広島市生まれの前川は、広島皆実高、関大を経て17年に神戸入り。昨年11~12月のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で神戸の初出場ベスト4入りに貢献し、正守護神の座を確保する。「シュートを止める能力のところ。そこは自信あるし、自分の特徴でもあるし、違いを見せたい」と話した。25日の国際親善試合・韓国戦は出場機会はなかった。「個性、良さを出して貢献していくことは一番。自信を持って、安定したプレーをする。それが代表に定着する鍵だと思う」と、自分らしく存在感を示していく。