日本のワールドカップ(W杯)カタール大会に向けた、アジア最終予選がいよいよ今夜、始まる。
日本(FIFAランキング24位)は大阪・パナソニックスタジアム吹田で、オマーン(同79位)との初戦に臨む(午後7時10分キックオフ)。
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日本代表MF原口元気(30=ウニオン・ベルリン)は最終予選に強い。国際Aマッチ通算11得点は日本歴代23位タイだが、W杯最終予選に限れば4得点で歴代5位に急浮上する。左サイドの攻撃的MFの主力であるMF南野拓実が左太もも痛で前日練習を欠席。前回ロシア大会で本戦出場に大きく貢献した30歳アタッカーに懸かる期待は大きい。
前回の最終予選では2戦目から日本史上初となる最終予選4試合連続ゴールを達成。94年大会予選のFWカズ(三浦知良)と98年大会予選のFW呂比須ワグナーがマークした3試合連続を更新した。日本は初戦のUAE戦に敗れて黒星スタートとなったが、2戦目から原口の活躍で巻き返しに成功。最終的に6大会連続で本大会出場を決めた。
MF登録選手では最年長の30歳となり、6月の2次予選では主将のDF吉田麻也が不在だったときにキャプテンマークを巻いた。今季は所属のドイツ1部ウニオン・ベルリンでリーグ開幕から公式戦5試合全てに先発。チームの勝利のため、攻守両面で精力的に走っている。
<日本のW杯最終予選得点ランク>★は現代表
三浦知良 8
本田圭佑 6
中山雅史 5
岡崎慎司 5
原口元気★4
呂比須ワグナー 3
大黒将志 3
香川真司 3
前田遼一 3
日本が初めてW杯本大会出場を決めた98年フランス大会予選のアジア第3代表決定戦イラン戦(ジョホールバル)を含む。