池田太監督(51)の初陣となったなでしこジャパン(サッカー女子日本代表=FIFAランキング13位)は、アイスランド代表(同16位)に敗れた。

体格の異なる相手に苦戦し、ほとんど決定機をつくれなかった。記者会見での池田監督の主な一問一答は以下の通り。

 

-試合を振り返って

池田監督 結果は非常に残念。短い準備の中、いろんなことにトライする部分が見られたことは収穫。

-攻撃面の評価は

池田監督 敵陣に入るところまではできた部分があったが、アタッキングサードでの停滞感、フィニッシュにつながるもうひとつのとことの共有はまだまだ、というのが正直なところ。

-アタッキングサードの部分は、時間をかければ改善されるのか

池田監督 もっと合わせることは必要。可能な選手たちだと思っている。まだ単純なミスも多いので、精度は求めていきたい。

-ロングボールから失点した場面での課題は

池田監督 試合開始から、相手の中盤に対する守備の同時性が足りない。大きな展開をされる前に奪いきれるかどうか、上げていきたいし、展開された後の守備の粘り、組織の構築も、これからやっていかないといけない。

-宝田を左サイドバックで起用した狙いと評価は

池田監督 相手のワイドの選手にスピードがあるので、宝田選手のスピードや高さでのプラス要素を考えて起用した。(宝田は)守備も推進力もあり、力を発揮してくれたと思う。

-A代表経験の浅い選手を起用した狙いは

池田監督 経験を積ませながら勝利を目指していた。いろんな選手の組み合わせやポテンシャルを見たいと思い、コンディションや全体のバランスを含めてメンバーを決めた。

-目指すサッカーは

池田監督 アグレッシブさは選手に求めているし、高い位置で奪ってゴールに迫ることはトライしている。敵陣でプレーする時間を多くして、もう少しゴールに迫るシーンをつくりたいのが本音。前からの積極性、アグレッシブさ、高い位置で奪うことは、取り組んでいた。プレスの意図や取り組みは、よかった部分もあった。結果は0-2なので、今後どう得点を奪うかというところに進んでいきたい。

-29日のオランダ戦はどう戦いたいか

池田監督 今の段階では、自分たちが積み上げてきたものをぶつけていこうとしている。アグレッシブさを求めたいし、相手のやり方ももっと分析して、考えていかないといけない。まずは積み上げてきたものを引き続き出していきたい。