大混戦のJ1リーグで首位に立つセレッソ大阪は3日、本拠地ヨドコウで最下位の北海道コンサドーレ札幌を迎え撃つ。

首位と20位という対決だが、小菊昭雄監督(48)に油断はない。4月29日の練習後に取材に応じて「結果が示す通り、前節は上位陣が勝利していない。勝ち点1を積み重ねていく重要性や、改めてその大変さを感じた」と気を引き締めた。

C大阪も前節は横浜Fマリノスに2度リードを奪われる展開だったが、追いつきドローに。その結果が、2位FC町田ゼルビアと勝ち点19で並んで得失点差で首位に再浮上した。

「一番上に立っているのは幸せなことで、大きなモチベーションになるが、私たちは毎試合、難しい試合が続く。毎日を精いっぱい準備する。そこに尽きる」

今季10試合でわずか1勝の札幌だが、直近5試合の対戦ではC大阪が1勝1分け3敗と苦手にする。逆に次々節6日のG大阪戦は5連勝中と相性はいい。

指揮官は「いいデータは継続して、自分たちにとってよくない情報は、今季で変えていきたい」。MFカピシャーバの故障離脱は痛いが、選手層は格段に厚くなっており、3試合ぶりの勝利で首位を守る。