セレッソ大阪に1日限定で背番号30の新加入選手が誕生することになった。

このほど「クラブ設立30周年記念・体験型特別企画『背番号30番』スペシャルオークション」を実施し、約300件の入札の末、30代男性サポーターが75万9000円で落札した。

その内容がプライスレスそのもので、3日に本拠地ヨドコウで開催される北海道コンサドーレ札幌戦の試合前に、森島寛晃社長(52)と入団会見、あいさつ、契約書へのサインを行い、背番号30のユニホームを着用して記念撮影を行う。

さらに試合直前、先発選手の整列集合写真に参加でき、試合中は特別席で観戦、試合後は札幌戦で着用した希望選手のユニホームが贈られ、札幌戦の勝利を条件に試合後に選手と一緒にピッチを周回できるという。その他にも細かい特典がある。

過去にもない体験価値を落札した、男性サポーターは「大人になって抱いた『サッカー選手になりたかった』という夢をかなえてくれる素晴らしい企画だと思います。当日はスタジアムの雰囲気、サポーターの熱い応援を選手目線で存分に味わいたいと思います」とコメントしている。

ちなみに背番号30は、昨季までMF阪田澪哉(19)が付け、番号変更にともない、現在は空き番号だった。今後、大物選手が加入してこの番号を付ける可能性もあり、付加価値は場合によってさらにふくらみそうだ。