23年の女子W杯予選を兼ねたアジア杯の初戦で、なでしこジャパン(サッカー女子日本代表、FIFAランク13位)は同ミャンマー代表(同47位)を下した。

前半22分、MF長谷川唯(24=ウエストハム)の右クロスをFW植木理子(22=日テレ東京V)が頭で合わせて先制。昨年10月の池田太監督(51)就任から3試合目にして、これが池田ジャパンの初ゴールとなった。

【女子アジア杯】なでしこ-ミャンマー/ライブ詳細

植木にとっても代表1号弾。「代表でまだゴールがなく、自分にゴールがほしい気持ちはずっとあった。初戦という難しい中で、誰かが早い時間にゴールを決めるのが鍵になるという話は、試合前にもあった。今回は自分だったけど、個人としてもチームとしてもよかった」と喜んだ。

日本は前半だけで18本のシュートを放ったが、枠外が多かった。植木は「個人としてもチャンスがたくさんあった中での1点なので、課題の方が多いと感じている」と反省を口にした。

一方で、後半は池田監督の「ダイナミックに」という指示を受けて4ゴールが生まれた。植木は「短いパスで、全員がゴール前でアクションを続けて流動的にプレーできたときは、ゴールに近づけた。個人の動きより、2人、3人の関わりの中での動きを、時間がたつにつれて作っていけたことはよかった」と、試合の中で修正できたことを収穫とした。