日本サッカー協会(JFA)は16日、22年W杯カタール大会(11月開幕)のアジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバー27人を発表した。

【日本代表】鈴木優磨は選外「批判的な選手外した?」に森保監督は「勝つためのメンバー選んだ」>>

チームは24日にアウェーのオーストラリア戦(シドニー)、29日にホームのベトナム戦(埼玉)に臨む。

この2試合でB組での全日程が終了する。日本は現在2位で、オーストラリアに勝てばその時点で7大会連続のW杯出場が決定する。また引き分けた場合にも、ベトナムに勝利すれば自力で出場権を確定させられる。

前回の活動では負傷で選外だったDF吉田麻也主将(サンプドリア)が復帰。まだ実戦復帰できていないDF冨安健洋(アーセナル)は引き続き選外となった。

前線はドリブラーのMF三笘薫(サンジロワーズ)が選出。最終ラインから前線まで幅広くプレーできるMF旗手怜央(セルティック)も選ばれた。一方、MF堂安律(PSV)がメンバーから外れた。

森保一監督は「今回勝つためのベストのメンバーを選んだ。オーストラリアは力があるし、フィジカル的にも強い。テクニック、組織力も優れている。我々には完全アウェーになるし、厳しく難しい試合になる」と強い意気込みを口にした。

招集されたメンバーは以下の通り。

▽GK

権田修一(清水)

シュミット・ダニエル(シントトロイデン)

川島永嗣(ストラスブール)

谷晃生(湘南)

▽DF

吉田麻也(サンプドリア)

谷口彰悟(川崎F)

板倉滉(シャルケ)

植田直通(ニーム)

酒井宏樹(浦和)

山根視来(川崎F)

長友佑都(東京)

中山雄太(ズウォレ)

佐々木翔(広島)

▽MF・FW

遠藤航(シュツットガルト)

田中碧(デュッセルドルフ)

守田英正(サンタクララ)

旗手怜央(セルティック)

柴崎岳(レガネス)

原口元気(ウニオン・ベルリン)

三笘薫(サンジロワーズ)

南野拓実(リバプール)

久保建英(マジョルカ)

伊東純也(ゲンク)

大迫勇也(神戸)

浅野拓磨(ボーフム)

前田大然(セルティック)

上田綺世(鹿島)

◆21年10月12日オーストラリア戦 引き分け以下なら森保監督の解任もあった日本は従来の4-2-3-1の布陣から4-3-3に変更。中盤中央の強度を高め、緩急を交えた攻撃で好機をつくった。前半8分、南野の左クロスから田中が先制。後半に直接FKから同点に追い付かれたものの、41分に途中出場の浅野が放ったシュートが相手のオウンゴールを呼び込み、2-1で競り勝った。