22年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選・日本戦(シドニー)に臨むオーストラリア代表の前日会見が23日に行われた。

新型コロナウイルスに感染しているグラハム・アーノルド監督に代わり、レネ・ミューレンステーン・アシスタントコーチとFWメイビル(トルコ1部カスムパシャ)が出席した。

ミューレンステーン・アシスタントコーチは24日の日本戦に向けて「日本は良い選手をそろえた強いチームだが、我々サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)も能力の高い選手が集まっており、良い試合ができると思う」

「正しい戦術で、試合に集中して、試合に勝つという勇気を持って戦いたい。勇気を持って正しいプレーをし、能力を発揮して、日本に多くの問題を引き起こしたい」

「何より明日はホームゲームを戦うんだ。ホームのファンは本当に重要で、我々を後押しし、選手たちのベストを引き出してくれると思う。間違いない」などと意気込んだ。

同国代表ではアーノルド監督が自主隔離中に外出し、サッカー協会から罰金を科せられる“事件”も起きた。そのことについて聞かれたミューレンステーン・アシスタントコーチは「それ(アーノルド監督の件)はチームを混乱させていない。同じルーティンでしっかりと試合への準備をしているし、ミーティングではアーノルド監督が(オンラインで)指示を出している。選手たちは自分たちの仕事にとても集中している」と問題ないという姿勢を示した。

日本代表は主力が何人もけがで離脱しているが、同アシスタントコーチは「日本を分析するより、いかに自分たちの強みを発揮できるかを考えたい。すべては自分たちしだいだ」と、自分たちの戦いに集中することが大事だと強調。

その上で、日本の注目すべき選手については「日本は何年も素晴らしい選手を育成してきた。リバプールの南野は素晴らしい選手だし、右ウイングの伊東はとても速い。1対1にとても強いのでどう対処するか考える必要がある。セントラルミッドフィールダーの遠藤は経験がある。彼らは日本の屋台骨だ」などと名前を挙げていた。