日本サッカー協会(JFA)は28日、6年ぶりに開催されるキリン杯の出場チームを発表した。

参加国は日本(FIFAランク23位)、チリ(同28位)、チュニジア(同35位)、ガーナ(同60位)の4カ国。4カ国のトーナメント形式で行われ、日本の初戦はガーナ代表で6月10日に兵庫・ノエスタで行われる。第2戦は6月14日、大阪・パナスタでチリかチュニジアと対戦する。

ワールドカップ(W杯)カタール大会に向けて重要な強化な場となるが、日本がカタール大会の1次リーグで対戦するのはドイツ、スペイン、コスタリカ-ニュージーランドの勝者。南米、アフリカ勢と1次リーグでは対戦しない。

本来なら、欧州の強豪国と対戦したいところだが、6月と9月も欧州はネーションズリーグの開催期間中。日本との親善試合が組めない現状がある。

日本サッカー協会の反町康治技術委員長は、今回のマッチメークの狙いについて「アフリカも大会があるが、何とか来ることができると。その中でW杯に出るアフリカのチームということでガーナとチュニジアを選択した。チリはW杯に出場はできないが、FIFAランク(28位)も含め非常に強いチーム。極力強い相手ということをベースに交渉して、最終的にこういう形になった」と説明した。