【デュッセルドルフ(ドイツ)24日=岡崎悠利】サッカー日本代表MF鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)が、11月開幕のW杯カタール大会の初戦でぶつかるドイツ撃破へ意気込んだ。

鎌田は23日の米国戦でトップ下で出場し、先制ゴールを記録。W杯アジア最終予選では選外も経験したが、Eフランクフルトで好調を維持し、代表でも見事にカムバックを果たした。

一方で日本が対戦するドイツはネーションズリーグでハンガリーに0-1で敗戦した。米国戦後にこの試合の映像も選手間で見て、多くの話し合いがあったという。ボールを支配されながらもアグレッシブなサッカーで1点を守り切ったハンガリーから学ぶ部分は多いとし「現代サッカーはポゼッションなんて関係ない。ドイツはやりづらそうにしていた。僕たちもああいう試合展開にもっていかないといけない」と語った。

ブンデスリーガの強豪バイエルン・ミュンヘンに所属するMFミュラー、MFキミッヒら多くのタレントを抱える相手。それでも「本当に強かったときのドイツとはまた違う」と、今季Bミュンヘンが決して好調でないことなどを挙げながら自身の体験を口にした。そして「僕たちにも勝てる可能性はある」と、はっきりと言った。

米国戦では前線からのプレスがはまり、快勝。試合を振り返り「細かいところで、ピンチにはなっていないけど、(パスを)通されたくないところに通されたりはあった」と、W杯で勝つためにさらに詰めていける部分を挙げた。米国戦で得た自信を27日のエクアドル戦でさらに深めるため、少ない練習の時間を濃いものにする。