日本サッカー協会(JFA)が、現在日本代表が活動しているドイツ・デュッセルドルフに置いている拠点の機能を充実させるプランのあることが27日、分かった。現在はスタッフ1人が常駐しているが、メディカルスタッフなど人数を増やし、欧州でプレーする選手のバックアップをさらに手厚くしていく。

現地に天然芝のピッチやクラブハウスを作る長期的な構想もあるが、コロナ禍による収入減などで、まだ実現していない。現在はブンデスリーガ2部デュッセルドルフなど現地の複数クラブとコンタクトを取り、必要に応じて練習場を借りている。選手が治療などでオフィスを訪れた際は、現地クラブの練習場で状態のチェックを行っている。

今回の日本代表30人のうち、欧州組は22人を占めた。森保一監督(54)は欧州組について「(チェックしている選手は)50人以上いる」と話す。今後も欧州組が増え続けることが予想され、ドイツ・デュッセルドルフの欧州拠点の重要度は年々増している。日本協会としても、随時サポート態勢を強化していく方針だ。