11月20日開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表メンバーが1日、発表された。3大会連続で日本代表に選出されたDF酒井宏樹(32=浦和レッズ)が、埼玉スタジアムで会見に臨み、カタールへの決意を語った。
過去2大会のメンバー発表は移動中の機内だったが、今回は初めてリアルタイムで森保一監督の読み上げを聞いた。「過去2大会よりは緊張しました。選ばれてほっとしました」と笑みを浮かべた。「W杯はサッカー選手全員にとって夢の舞台であこがれの場所。3回も選んでもらっていますが、1回目と同じぐらいうれしい。初めての大会だと思って、初々しい気持ちで臨みたい」と続けた。
4年半前のロシア大会でともに戦ったFW大迫勇也、MF原口元気の名前は呼ばれることはなかった。酒井は「正直、動揺しました。ロシアから長くやってきたメンバーが一緒に戦えないのは寂しさもありますし。ただ、その思いも背負ってしっかり責任感を持って戦わないといけない。会見で呼ばれなかった選手たちの分までW杯で結果を残してくることが使命だと思っている」と話した。
初選出の14年ブラジル大会は「帯同していた」、前回の18年ロシア大会は「プレーしていた」という感覚があるという。ロシア大会では初戦のコロンビア戦で前半5分、緊張のあまり4メートルのパスがずれてしまった感覚が強烈に残っている。ベルギー戦では2-0から逆転負けを喫したロストフの悲劇も経験した。「W杯が近づくにつれて思い出すこと。あの経験をしている選手は必ずリベンジしたいと思っている」と力強く語った。
攻撃陣ではロシア大会を経験したベテランはいない。「今の日本代表はベテランが言わなくても自立した大人の選手がいる。間違いなく若い選手がいい意味で自立しているのは強み。4、8年前と比べて海外で活躍している選手が増えている。東京五輪を見ても上の舞台まで行けるような期待は与えられたと思う」。ベテランの1人としてチームをけん引し、ロシア大会でなしえなかった新しい景色を見る覚悟だ。

