日本サッカー協会の田嶋幸三会長(64)が9日、ワールドカップ(W杯)カタール大会へ出発する日本代表の国内組の激励に成田空港を訪れた。

右アキレス腱(けん)の手術で、欠場が決まったDF中山雄太(25=ハダースフィールド)など故障者が続出している状況について「覚悟の上だし、本当の意味での総合力が試されているんだなと思います。1人がダメになったら、パタンと落ちてしまうようじゃ、W杯は戦えないし。けが人を無理させてまでやらせることはみんな思っていないし。ただ長い期間なので、リカバリー出来る人がいれば。対応して、復帰していければいいし」と話した。

ここまでを振り返り「予選の最中だって、冨安、吉田がけがして、センターバックが2人いない、どうしようと、ちょっとだけ慌てたけど、ふた開けてみたら、遜色なくプレーしてくれた。そういう選手たちの層が厚くなったことの証しだし、それによって、チーム全体の士気も高まって、チーム全体の成長も感じた。何が起きても大丈夫、今はそういうチームだと思います」と活躍を期待した。