ヴィッセル神戸MF佐々木大樹(24)が、良いイメージの残る豊田スタジアムでの次戦で、復活のゴールを狙う。

30日は神戸市内のいぶきの森球技場で調整。佐々木は0-1で敗れた27日京都サンガFC戦を振り返り「本当に実力不足です。あの試合は論外のレベル」と猛省した。

「もっと意識をもってやっていけない」と臨む次の試合は、3日のアウェー名古屋グランパス戦となる。

佐々木は昨年5月のアウェー名古屋戦で、途中出場して1ゴールを記録。吉田孝行監督(47)から求められた「ゴール前に入っていく迫力」を体現するようになり、次戦からのスタメンにつながるパフォーマンスを見せた。

今季はジュビロ磐田との開幕戦でゴールを決めながら、第2節柏レイソル戦で負傷離脱。3試合欠場後の第6節サガン鳥栖戦で復帰を果たしてからは連続出場しているものの、決定機をモノにできず、無得点が続いている。それだけに、この名古屋戦に懸ける思いは増している。「いいイメージがある。個人的に相性のいいチームとの試合から、調子を戻していければと思う」。ちょうど1年ぶりとなる豊田の地で、佐々木は昨季との違いを示すとともに、復調のきっかけを得ようとしている。【永田淳】