キリンチャレンジ杯・コロンビア戦(28日、ヨドコウ)に臨む日本代表の合宿が26日、千葉市内で行われた。最終ラインの最年長のDF板倉滉(26=ボルシアMG)が、あらためてリーダーの自覚を口にした。

ウルグアイ戦では22歳のDF菅原、22歳のDF瀬古、23歳のDF伊藤との最終ラインを統率した。板倉は「自分が最年長の驚きはあったが、そこまで意識して試合をやっていたわけではない。周りの選手は堂々とプレーしていたし。初めてやったという感覚はなかったのでよかった」と振り返った。

合宿では「新しい選手が入ってやりやすい空気感はつくりたい」と意気込む。ワールドカップ(W杯)カタール大会までは、DF吉田、GK川島、DF長友らベテランがチームを引っ張り、特に長友は練習から明るい雰囲気をつくってくれた。「そういう人たちの役割を僕たちの世代がやらないといけない。フレッシュなメンバーの中で盛り上げつつ、コミュニケーションを取りながら、競争はあるけどいいものをつくりあげたい。その中心にいないと」と決意を口にした。

板倉はMF三笘を含め、初招集のDF菅原、バングーナガンデらと攻撃の組み立ての面で話し合いの場を持った。「どういう風にしたらうまく機能するか、1つのオプションとして話した。薫(三笘)からの意見でもあったし、僕も話をしていてオプションがあればと思っていたので」と説明。元気印の長友のように先頭に立つことには「ちょっと頑張ってます」と苦笑し「思ったことは言うし、それこそうるさいメンバーそろっているので、ここからもっといい雰囲気に盛り上がっていくのかな」と話した。