日本サッカー協会(JFA)は25日、6月のキリンチャレンジ杯エルサルバドル戦(15日、豊田ス)ペルー戦(20日、パナスタ)の日本代表メンバーを発表した。

アルビレックス新潟MF伊藤涼太郎(25)は、待望の初招集とならなかった。J1復帰組ながら、今季は得点ランキング3位タイの7得点と2アシストの好成績を残していた。

浦和レッズから完全移籍で加入した昨季もJ2で全42試合に出場し、9得点11アシストをマークし、優勝とJ1昇格に導いていた。

14日のホーム横浜F・マリノス戦で、日本代表の森保一監督(54)に視察された際には「高い想像力と技術を持ったいい選手」と高く評価されていたが、夢は持ち越しとなった。

伊藤やヴィッセル神戸でJ1得点ランク1位のFW大迫勇也ら選外となった選手について、記者会見で聞かれた森保監督は「選んだ選手も選ぶことができなった選手もいますが、全ての選手が世界トップ基準へ力を上げていってほしい。ここにおられるメディアの方々も、皆さんを通して見聞きしている方々も、それぞれ自分の好きな選手、応援している選手がいたり、フラットに見ても見方は違うと思います。いわゆる推している選手がここにいないとか外れたとか言うこともあるかと思いますが、我々も広く見ていて、活動ごとに将来の戦略を持って招集して、選手の成長、チームの成長、日本の成長を考えています。その気持ちは伝えさせていただければなと思います」と説明した。

続けて最後に「もしあるならば、誰かを推してではなく、誰を外すかを皆さん準備して、質問していただければなと思います」と笑顔で話し、締めくくった。