2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選で、日本(FIFAランキング18位)がホームに北朝鮮(同114位)を迎え撃った。

2月と同様、国立ゴール裏の一角は、北朝鮮サポーターによって真っ赤に染められた。女子日本代表なでしこジャパンのパリ五輪(オリンピック)アジア最終予選のホーム北朝鮮戦も3000席が即完売。この日も3000人を超える応援団が、そろって赤いシャツを着用し、スティックバルーンや太鼓を打ち鳴らして一体感を増幅させた。

「イギョラ(勝て)朝鮮」などの横断幕や巨大な国旗で士気を高め、国旗を振ったり、かけ声をそろえたり、一糸乱れぬ応援で日本にプレッシャーをかけた。

前半、日本が好連係。MF南野の決定的なラストパスを受けたMF堂安律(25)のシュートを、北朝鮮GKカン・ジュヒョクが果敢に飛び出し、右足1本でセーブした際には大きな拍手が送られた。