6試合ぶりに無失点で終えた。守り切った。GK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)が元日の国際親善試合タイ戦以来となる完封で勝ち点3をつかんだ。過去ワーストタイ8強に終わった2月閉幕のアジア杯カタール大会では、パンチングやハイボールの処理ミスが目立ち全5試合先発で8失点。「内容より結果を出したかった。0を達成できてGKの役割は最低限できた」と安堵(あんど)した。

4バックを貫きロングボールに屈してきた守備陣。北朝鮮の圧力を受けた後半29分以降、最終ラインに右から橋岡、板倉、谷口、町田、伊藤と190センチ前後の長身CBを5人並べた。町田は「そう簡単にはやられる感じはしなかった」。伊藤も「ロングボールの対応もできた」と手応え。森保監督も「無失点で守り切れたのは(鈴木)彩艶を含め自信になる。確実に成長していることを示してくれた」と選手をたたえた。苦い経験も糧に、2年後のW杯に向けて守備の引き出しも増えつつある。

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