日本の勝利に貢献したMF堂安律(25=フライブルク)は、冷静に試合を振り返った。

前半2分、MF田中にマイナスのクロスを供給し、先制点をアシスト。

「こぼれて来て、相手の守備陣が下がっているのは分かっていた。(田中)碧がいるのは見ていなかったが、あそこに落とせば、誰かいるだろうと信じながら蹴った」

一方で前半終了間際、MF南野のスルーパスに抜けだして追加点の決定機を迎えながら、左足のシュートは相手GKに防がれた。

「自分が決めていれば、後半はもっと楽な展開になっていたのは間違いない。それはチームに迷惑をかけ反省している」

26日の平壌でのアウェー戦は急きょ、開催中止となった。試合直後、正式な情報は聞かされていなかった様子だが、堂安は「この2次予選のグループ、シリア、ミャンマー、北朝鮮を見た時から、日本ほどちゃんと整理がされている国は、日本しかなかった。どこの国とやる時にも、どうなってもおかしくないと思っていた。僕たち選手は言われたことをしっかり、リカバリーして待つだけ」と、こちらも冷静に受け止めていた。