宮本恒靖氏(47)が23日、日本サッカー協会(JFA)の第15代会長に就任した。同日、都内で行われた評議員会で承認され、直後に開かれた臨時理事会の互選で正式決定した。戦後、最年少で、JリーグとW杯出場経験者の就任も史上初となる。

当面の目標を3つ挙げた宮本新会長は「まずは強い代表チームを持ち続けることが大事だと思います。サムライブルーがベスト8、さらにその上にいけるようにサポートしていく。A代表だけじゃなく、女子、フットサル、ビーチサッカーも強くしていかないといけない」と話した。

さらに「なでしこジャパンが再び世界一になるようにバックアップしたい。女子サッカーの拡大もしっかりやっていきます。昨年の女子W杯決勝は7万5000人の観客が集まって、女子選手がビジョンに映され、アスリートとして格好いいと思った。2031年女子W杯の招致を目指していきたい」と続けた。

また「商業価値も高めていきます。昨年の収入は約211億円。主にパートナーからいただく協賛金です。工夫を凝らして収入を増やすこと、新たな価値を生み出したいということで価値を高めていきたい」と締めた。