日本サッカー協会(JFA)は30日、中止になっていた26日のFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選の北朝鮮-日本戦について、国際サッカー連盟(FIFA)が日本の3-0不戦勝と決定したと発表した。裁定するFIFA規律委員会から、この試合が0-3で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の敗戦として没収されると未明に通知があったという。

過去にもFIFAの裁定により、日本の3-0勝利扱いになった試合があった。2014年9月9日の国際親善試合ベネズエラ戦(日産スタジアム)。アギーレ監督の就任2戦目で、FW武藤嘉紀とMF柴崎岳がともに代表初ゴールを挙げて2-2で引き分けた。

だが、その後にベネズエラが本来なら出場停止となるはずだったFWサロモン・ロンドンを先発出場させたことが判明。4日前の韓国戦で退場処分を受けていた。FIFAはベネズエラ協会や韓国協会に事情を聴き、違反行為を確認。試合から2カ月以上も経過したタイミングで没収試合とし、2-2から日本の3-0勝利に変更した。