サッカーU-23日本代表が16日、パリ五輪切符が懸かるアジア最終予選兼U-23アジア杯カタール大会初戦の中国戦に臨む。日本を率いる大岩剛監督(51)は15日、ハリファ国際スタジアムで1次リーグB組で対する中国、UAE、韓国各代表監督との合同会見に出席。8大会連続での五輪出場権奪取に向け、初戦への準備の重要性を強調した。

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大岩監督がB組4カ国による公式会見にピリピリモード全開で臨んだ。中国、UAE、韓国の代表監督と登壇。引き締まった表情で「しっかりと初戦に向けてチーム一丸となって準備をしたい」とシンプルな言葉に覚悟を込めた。

8大会連続での五輪出場に向けて、戦いはすでに始まっていた。笑みを一切見せず「メンタル、個人戦術、チーム戦術、全てを発揮して第1戦に向かいたい。以上です」。会見後に各監督と写真撮影を終えて握手をした際に、軽く口角を上げる程度だった。

チームは初戦のキックオフと同時刻にドーハ市内で練習。急性胃腸炎の影響で前日まで別メニューだったDF半田も含めて23人全員で冒頭以外を非公開にして最終調整した。今大会は、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。3位以内で五輪切符獲得が決まり、4位の場合は5月9日にフランス・パリでアフリカ代表ギニアとプレーオフを戦う。