【ドーハ15日=佐藤成】サッカーU-23(23歳以下)日本代表が16日、パリオリンピック(五輪)切符が懸かるアジア最終予選兼U-23アジアカップ(杯)カタール大会初戦の中国戦に臨む。

同代表では下から3番目の20歳ながら、MF松木玖生(FC東京)は副主将に任命された。所属クラブでは主将を務めており、青森山田高時代にも強烈なキャプテンシーを発揮してきただけに、チームをまとめる能力にも期待がかかる。「全員が同じ気持ちをもって日本代表というチームにうまく還元しないといけないし、自分も任命されたからには、個人のところも大事ですけど、やはり日本を勝たせるのも任されていると思う。まずは勝利に徹底できるように、自分自身やっていければ」と気を引き締めた。

昨年の5~6月のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)でキャプテンマークを巻いた。その後、1つ上のパリ世代でも欠かせない存在になっている。代表合流前のクラブで直近2試合で3得点に絡むなど、コンディションは良好。「個人の結果もフォーカスしていきながら、チームを勝たせることが非常に大事。ここで自分が周りのみんなを奮い立たせるような声もかけていきたい」とリーダーの自覚を示した。大会の行方を左右する中国戦に向けて「本当に初戦が大事になってくる。しっかり無失点で終われるようにしたい」と力を込めた。