パリ五輪(オリンピック)出場を目指すU-23(23歳以下)日本代表が、U-23中国代表との初戦に勝利した。

キャプテンマークを巻いてピッチに立ったMF藤田譲瑠チマ(22=シントトロイデン)は、退場者を出しながらの苦しい戦いにも積極的な声かけでチームをまとめた。

インタビューに応じた藤田は「早い段階で得点できたのはいいが、その後すぐにレッドカードが出てしまった。そのシチュエーションは自分たちを難しくしたと思うが、チームとして90分間うまく失点なしで抑えられたので、そこはプラスに考えていいかなと思う」とコメントした。

前半17分以降を10人で戦うことになったが、ハーフタイムには「もう今の状況は仕方ないからやるしかないっていう言葉が飛びかっていたし、その中でチームとしてまた一から戦い直そうという話をした」とチームに声をかけたという。

次戦は中2日でのUAE戦となる。時間がない中での戦いとなるが「いい準備をして、次の試合勝てるように、またチームとして勢いを持って試合に臨めるように、自分自身意識的に声をかけていきたい」と主将として積極的にチームに働きかけていく考えを口にした。

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