【ヤンゴン(ミャンマー)6日=岩田千代巳】日本(FIFAランキング18位)がミャンマー(同163位)に5-0で快勝した。前半17分、MF中村敬斗(23=スタッド・ランス)が先制弾。2日に結婚を発表したばかりのMF堂安律(25=フライブルク)も同34分に追加点を奪った。後半は小川航基(26=NEC)が2得点。終了間際には中村も代表9戦8発となる2点目でダメを押した。パリ五輪世代のMF鈴木唯人(22=ブレンビー)がA代表デビューを果たすなど一定の収穫ある遠征となった。

日本が、アウェーも5発でミャンマーを粉砕した。昨年11月のホーム戦と同じ5-0。口火を切ったのは前半17分だ。雨でぬかるむピッチをMFの守田、旗手とつなぎ、MF鎌田のスルーパスに抜けたのが、代表では左ウイングバック初挑戦の中村だった。カットインで守備網を破り、ペナルティーエリア左角から右足でゴール左へ蹴り込んだ。34分には2点目だ。中村のパスを受けた鎌田が反転してシュート。左ポストをたたいたが、はね返ったボールに堂安が詰めて「新婚弾」となる2点目を奪った。

既に4連勝で3月に2次予選突破を決めていた日本の森保監督は、この“消化試合”を、選手と戦術を「試す」と位置付けていた。FW小川が1トップ、DF橋岡が3バックの右で先発させ、相手の位置によって4バック、1ボランチから2ボランチと変化。空いているスペースを見極めながら臨機応変に形を変えた。

後半の頭からは、パリ五輪世代のU-23日本代表で「10番」を背負っていた鈴木が、A代表の「10番」堂安に代わって「20番」で投入された。2列目の右に入って国際Aマッチデビューした。惜しいシュートも放つなど見せ場はつくった。

その中で後半に輝いたのは小川だった。2-0のまま後半30分まで経過していた中、MF相馬の右クロスに頭で合わせ、ネットを揺らす。さらには左足で4点目を奪い、敵地の嫌な空気を切り裂いた。デビュー戦でハットトリックした19年の東アジアE-1選手権香港戦以来4年6カ月ぶりの代表通算5点目。昨夏、横浜FCからオランダ1部NECに渡って11得点のストライカーが結果を出した。

追加タイムには中村が2点目だ。粘りの小川からボールを預かり、ペナルティーアーク付近からゴール右へ、内巻きにビューティフル弾を沈めた。GKが1歩も動けない完璧な軌道で約3万人を黙らせた。代表9戦8発で、無傷の5連勝に貢献。主将の遠藤や久保を温存し、全勝通過へ。11日に森保監督と縁深い広島で2次予選最終戦を迎える。

【動画】中村敬斗、強烈ミドルで自身2点目 小川航基の粘りからネットに突き刺す

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