オマーンの首都マスカットで開催されているU-22(22歳以下)アジア選手権に出場しているU-21日本代表が15日、スルタン・カブース・トレーニング・フィールドで練習した。

 12日のイラン戦に3-3、前夜のクウェート戦に0-0と開幕から2戦続けて引き分けた。手倉森誠監督(46)は「こう辛抱させられる展開になったのは、神様が与えてくれた試練だ」と強調。

 16日に行われる1次リーグC組の首位オーストラリア戦に向けて「リオデジャネイロ五輪を目指すライバル。そこに勝たなければ自力では突破できない状況は、我々をさらに成長させてくれるチャンスだ」と選手に訴えかけた。

 クウェート戦の先発組はストレッチやプール運動で調整。イラン戦の先発組はミニゲームやシュート練習で調整した。

 オーストラリア戦に先発濃厚なFW浅野拓磨(19=広島)は「FWなんで結果を出したい。勝つしかない環境が自分たちを大きくしてくれる。絶対に勝って突破してみせる」と闘志を燃やしていた。