日本協会が今日12日、J1実行委員会でJ1各クラブに南米選手権(7月、アルゼンチン)への日本代表派遣の協力を直接要請する。田嶋幸三副会長(53)と原博実強化担当技術委員長(52)の同委員会への出席が、11日決まった。

 東日本大震災の影響で一時は同選手権出場を辞退する意向だったが、南米連盟の要請により一転参加の可能性が出てきている。これまでJリーグは7月にリーグ戦が開催されるため、同選手権への選手派遣に難色を示していた。日本協会は「オール海外組」での日本代表の編成も想定して動いているが、小倉会長はこの日「全員、海外組というわけにはいかない」と明言。Jリーグの大東チェアマンも「(対応を)実行委員会に諮りたい。全員海外組か、何人か(Jリーグから)出すという可能性もある」と慎重に話した。