U-17W杯で9大会ぶりの1次リーグ突破を決めた日本が、決勝トーナメント(T)1回戦でD組3位のニュージーランド(NZ)と対戦することが25日(日本時間26日)、決まった。試合は29日午後6時(同30日午前8時)に1次リーグ2試合を戦ったメキシコ・モンテレイで行われる。C、D組の1次リーグ最終戦が行われ、NZは米国と勝ち点などすべての条件で並び、抽選で3位となった。

 日本の過去の大会での最高成績は93年のベスト8。だが、当時は現在より8チーム少ない16チームの争い。決勝トーナメント初戦で、優勝したナイジェリアに1-2と敗れた。今回は決勝T初勝利に挑む。

 チームの目標は吉武監督が掲げた「ファイナリスト」だ。MF秋野央樹(柏U-18)は「なるべくたくさん試合を行い、ファイナリストになりたい。その結果、自分の名前を世界の人に知ってもらえればうれしい」と意欲的。同監督は当初「1%でも可能性があれば諦めずにやる」という意味も込めて掲げたが、夢ではなく実現可能な目標になった。

 チームはこの日、午前中に1時間のクールダウンを行った後、午後には世界遺産に指定されている滞在地のモレリア市歴史地区を観光。決戦を前にリラックスした。