途中出場の日本代表MF豊川雄太(21=岡山)が先制ゴールを挙げた。0-0で迎えた延長前半6分、左サイドから放り込まれたDF室屋のクロスに反応し、頭でゴールに押し込んだ。「(室屋)成がよく上げてくれたので、DFとの駆け引きだけだった。駆け引きに勝てました」。ゴールが決まると、一目散にベンチへ向かった。「『やってやったぞ!』というのと、みんなに感謝する気持ちで走りました」と喜びを爆発させた。

 豊川は後半43分にMF矢島に代わって途中出場していた。試合前には「ワクワクします。自分は準々決勝を経験するのは初めて。負けられないプレッシャーを味わうのも、なかなかないことだし、雰囲気にのまれないようにしたい」と宣言。高揚感を最高の形で体現した。