J2札幌の四方田修平監督(43)が、スコアレスドローに終わった長崎戦から一夜明けた19日、J1昇格に向けた残り10戦の戦い方について言及した。

 前節は相手カウンターにてこずったが、「引いてくる相手もいれば前から来る相手もいる。でも、相手がこう来たらどうしようとか、そういうことを意識し過ぎない方がいい」と強調。やられたことに過敏に反応するより、自分たちの強みをブレずに発揮し続けることで目標達成につなげる。

 首位に立っていることで相手も研究してくるが、指揮官にとっては想定内だ。「対首位と考えて、良さを消すような戦いをしてくる。それは特別なことではないし、シーズン終盤は相手の特長を把握した中でやっていきているから、ありうること」。分析されることを気にして土台をいじるより、やれることを100%貫けば、いずれ結果は出る。地道な四方田イズムで、J1への距離を縮めていく。