J3富山に苦しめられながらも、ヴィッセル神戸が3回戦へ駒を進めた。前半3分にFW渡辺千真(30)が先制するも、4分後に追いつかれた。

 1-1のまま後半に入ってもペースをつかめなかったが後半37分、FW渡辺が勝ち越しゴール。1分後にはDF伊野波雅彦(31)の今季初得点で、突き放した。

 17日のJ1のG大阪戦に続きFW渡辺、DF渡部博文(29)MF松下佳貴(23)の3人を、この日も先発起用。だが、思わぬ苦戦を強いられ、後半途中からFW小川慶治朗(24)DF藤谷壮(19)を投入した。ネルシーニョ監督(66)は「天皇杯は全試合、難易度が高い。全てのカテゴリーが参戦し、伏兵と対戦することもある。今日は非常に難しい試合だったが、初戦をものにできてよかった」と胸をなで下ろした。