ヴィッセル神戸で主将を務めるFW渡辺千真(30)が連敗脱出の喜びをかみしめた。

 1-0の前半31分、MF小川が放ったシュートがポストに弾かれるところへ反応。「(小川)慶治朗が決めてくれると思っていたけれど…」と苦笑いしながらも冷静に右足で流し込み、今季4点目を挙げた。

 前節川崎フロンターレ戦は0-5と大敗し、3連敗。元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)と元日本代表FWハーフナー・マイク(30)の合流で明るい話題がある一方、チームは下り坂だった。リーグ戦中断期間を前に白星を引き寄せ「連敗を止められたことは、1つ良かった。後半戦に向けて、いいスタートを切れた」。次節は新加入2人が出場可能な29日のホーム大宮アルディージャ戦。渡辺は「新しい選手が入っても、やるべきことは変わらない。チームが勝つために、やるべきことをやりたい」と意気込んだ。