吹田Sで開催された初の大阪ダービーは、3万6177人の大観衆で埋まった。

 ガンバ大阪は元日本代表MF遠藤が先発から外れる一方で、今夏に獲得した韓国代表FWファン・ウィジョが先発デビュー。そのファンが、前半15分にスルーパスに抜け出してゴールネットを揺らす。しかし、判定はオフサイド。これに納得できず、執拗(しつよう)に審判に抗議する場面があった。セレッソ大阪は同26分にMF水沼がシュートを放つも、得点はならず。前半は0-0のまま折り返した。

 先制したのは首位を走るC大阪だった。後半6分にFW杉本が今季11点目となる4戦連発のゴール。

 G大阪は同20分、DF藤春のクロスをFWファン・ウィジョが頭で合わせて1-1の同点とした。G大阪は同32分にもMF井手口のCKから、DF三浦が頭で勝ち越し弾。2-1と逆転に成功したG大阪は終盤にも途中出場のFWアデミウソンのドリブル突破から3-1。

 試合はそのまま終了。G大阪は3戦ぶり白星。C大阪は10戦ぶりの黒星を喫した。