川崎フロンターレがアウェーでアルビレックス新潟を2-0で下し、3試合ぶりに勝ち星を挙げた。新潟はホーム4連敗となり、最下位のまま。

 ホームの新潟はDF川口尚紀(23)が、右サイドバックとして7試合ぶりに先発。前節5日の横浜戦で出場停止だったMFチアゴ・ガリャルド(28)もスタメンに名を連ねた。

 試合序盤は新潟のペース。チアゴ・ガリャルドを中心に攻め込み、前半6、8、10、14分と4本連続でシュートを放った。だが、決めきれない。その後は徐々に川崎Fが盛り返す。39分、左サイドバックのDF車屋紳太郎(25)が圧巻のスピードを見せる。ドリブルで新潟守備陣2人を完全に抜き去ってクロス。それをFW小林悠(29)が右足ダイレクトで流し込んだ。前半は川崎Fが1-0リードで折り返した。

 川崎Fは、後半17分にも左サイドからのクロスをMF中村憲剛(36)が左足で決めてリードを広げた。一方の新潟は、20分にMF小泉慶(22)が右足でミドルシュートを放ったが、これはGKチョン・ソンリョン(32)の好セーブに阻まれた。30分にもFWドウグラス・タンキ(23)がゴール前に飛び込むも、またもチョン・ソンリョンにブロックされた。川崎Fがリーグ戦5試合ぶりに完封勝利を収めた。