ヴィッセル神戸が逆転負けで8月初勝利を逃した。

 7月に加入した元日本代表FWハーフナー・マイク(30)が初先発し、試合序盤は元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が2列目からコントロール。後半3分にポドルスキのゴールで先制したが、以降に2失点した。就任2試合目での初勝利とならなかった吉田孝行監督(40)は「いい時間帯で点が入ったけれど(3分後の)失点があまりにも早すぎた。相手のホームスタジアムで、雰囲気も変わってしまった」と悔しそうに振り返った。

 前節の横浜戦前は守備に重きを置いて、0-0の引き分け。今週の練習は攻撃を中心に取り組んだが、後半は中盤を磐田に支配される場面が目立った。MF藤田は「単純なミスをなくすために(味方同士の)距離感を修正しないといけない。守備に追われてしまって(ボールを)取った後の判断ができずにパスをつなげなかった」と反省。DF渡部は「吉田監督と作り上げるものの精度と、質を高めていきたい」と前を向いた。