カマタマーレ讃岐の北野誠監督(50)は、首位湘南ベルマーレに無敗を7でストップされ「雨の中で戦う姿は見せられたものの、勝つ姿は見せられなかった。残念」と敗者の弁を語った。

 質疑応答の中で「8戦負けなしなら、クラブ記録だった。敗戦をどう思う?」と質問が飛んだ。北野監督は「7試合負けなし自体が奇跡。何とも思わない」と口にした。6月17日の大分トリニータとのアウェー戦に1-2で敗れて以降、7月29日に再び大分にホームで0-1で敗れるまで、5連敗を含む1分6敗と苦境が続いた。そこまでの勝利数2は、J2全22チーム中、最低だった。

 そんなどん底の状態から、8月に入って抜け出した。同5日の水戸ホーリーホック戦に2-0で勝つと、そこから5連勝。ここ2戦連続で引き分けたものの、7戦無敗を続ける勢いそのままに、この日は、特に後半の序盤と終盤はボールを支配し、首位湘南から得点を奪いそうなにおいを漂わせた。北野監督は「同点に出来るチャンス、勝ちに出来るチャンスがあったのに勝てなかった。申し訳ない」と、遠く香川から足を運んだサポーターに向け、メッセージを送った。【村上幸将】