清水エスパルスの小林伸二監督(57)が、J1残留をかけたリーグ残り6戦へ「最低でも勝ち点6」と目標を掲げた。3日、清水三保グラウンドで全体練習を再開した。現在、J2降格圏の16位ヴァンフォーレ甲府とは勝ち点2差の13位。厳しい残留争いに巻き込まれているが、小林監督は「少なくとも2勝、勝ち点6は必要。(12位)ベガルタ仙台に近づくように努力する」前向きに話した。

 前節アウェー大宮戦(0-0)では守備を固める戦術を取り、守り切って勝ち点1を積み上げた。一方、攻撃面ではチャンスを作れなかった反省を踏まえ、「攻撃を工夫していく。いかにしてゴールを取っていくか。得点を取らないと、勝てない」と課題を挙げた。次節リーグ戦14日、磐田との「静岡ダービー」に向けては、10日間と十分な練習時間がある。焦らず、じっくりと勝利への準備を進める。【保坂恭子】