今日30日開幕の第96回全国高校サッカー選手権に出場する清水桜が丘は29日、拠点となる千葉県内に向けて同校からバスで出発した。出発前、午前中に行われた練習には、左ひじのケガでリハビリを続けていたFW白井海斗主将(3年)も参加。前日28日から全体練習に復帰し、この日もフルメニューを消化した。「痛みは多少あるけれど、体力的には問題ないです。やっとここまで戻ってこれました」と安堵(あんど)の笑みを見せた。

 白井は、今月18日の練習中に左ひじを負傷した。以降、治療とリハビリに専念し、山梨学院、尚志との練習試合には出場しなかった。現在もテーピングを施しているが、試合出場には問題ないという。

 今日30日は、チームで開会式に参加し、千葉県内で最終調整を行う。白井と同じく別メニューだったMF渡辺唯人(3年)、MF築地健人(2年)ら主力も復帰。高川学園(山口)との1回戦(31日、フクアリ)にはベストメンバーで臨める見込みで、白井は「やれることは全部やりました。あと2日あるので、もっといい状態で試合ができると思います」と言葉に力を込めた。【神谷亮磨】