FC東京は長谷川健太監督の采配が的中し、昨季まで指揮を執っていた古巣のガンバ大阪を3-2で破った。

 今季初めてリーグ戦でFW永井を先発起用。前半2分、その永井がDF陣裏のスペースをつき、強烈なシュート。こぼれ球をMF東が決めて先制した。2点リードを1度は同点にされたが、後半19分に勝ち越し。勝利の原動力は相手DFをかき回した永井だった。

 長谷川監督は「ガンバの監督を5年やってましたから。永井は点を取るために使った」と明かした。G大阪守備陣の手の内を知っているだけに「(相手のセンターバック)三浦、ファビオの特徴は知ってますから」と言葉を選びつつも、起用的中と言わんばかり。これで今季2勝目。長谷川監督の表情も明るさを取り戻しつつある。