清水エスパルスMF竹内涼(27)は節目の一戦を勝利で飾れなかった。この日がJ1通算100試合目の出場。

 ボランチとして先発出場すると、小気味いいパスで攻撃のリズムを作った。後半終了間際にはドリブルで右サイドを突破し、クロスからチャンスを演出。フル出場を果たしたが、チームは3試合ぶりの無得点に終わり、連勝も「2」で止まった。

 09年の入団から2年間は公式戦の出場はなく、12年にはJ3ギラヴァンツ北九州(当時はJ2)に期限付き移籍。プロ10年目で大台に到達した苦労人は今季から主将を任されている。試合後は悔しさをにじませながらも、「いろんな人のおかげで100試合出場を果たせた。応援してくれる人のために結果で返していきたい」と決意を新たにした。