柏レイソルFWクリスティアーノ(31)が、湘南ベルマーレ戦で1ゴール1アシストでチームを勝利に導くとともに、J1通算50ゴールを達成した。

 前半6分、ワンツーから抜け出したFW伊東純也(25)の右からのパスを受けて右足で決めた。同28分には、途中出場のFW瀬川祐輔のパスを中央で受けるとスルーパスを出し、抜け出した江坂任(25)が左足で決め、そのゴールが決勝弾となった。「(ゴールは)クロスボールをもらった瞬間、DFがゴールエリアの中にいるようなポジションにいるのを見て振り切った。アシストは任とああいう流れになると話していた。ああなって良かった」と笑みを浮かべた。今季、大宮アルディージャから移籍した江坂と瀬川との連係について「3人の連係は良くなっている」と手応えを得ている。

 この日のゴールがJ1で50ゴール目のメモリアル弾となった感想を聞かれると「柏に戻ってくるにあたって、名を残したい、歴史をつくりたいと言った」と感慨深げに語った。栃木SCから14年にヴァンフォーレ甲府に移籍し5得点を挙げ、15年に柏に移籍して14ゴールを決めるも、16年に甲府に復帰。その後、同年6月に再び柏に復帰し9ゴール(甲府では7ゴール)、17年は12ゴールと確実に結果を出してきた。「自分1人でなしえた偉業ではない。チームメートの後押しがあって、ここまでやれた。これからも飛躍し歴史に名を刻んでいき、サポーターと喜びを分かち合えるようまい進したい」と決意を口にした。【村上幸将】